1960年代半ばまでBMWにはウィンカーは付いていませんでした。そのため、ハンドルスイッチは左側(クラッチレバー
側)のみで、それはヘッドライト上下切り替えのディマースイッチとホーンスイッチが付いているだけでした。
そのため、ハンドル右側のスロットルユニットにはスイッチを付ける場所もありませんでした(上図のA丸面タイプ)。
後にウィンカーがオプションとなり、更に標準装備となって上図の@平面タイプのように新型スロットルユニットは手前に
ウィンカースイッチを付けられるように平面加工がされ、ここにウィンカースイッチを付けるようになりました。
尚、後になって前期型のA丸面タイプにもスイッチが付けられるように、現在はオプションとしてスイッチを付けるための
専用アタッチメント(A)が販売されています(但し写真のようにM5のネジ加工が一カ所必要です)。
@平面タイプのスロットルユニットには、そのまま@平面用アタッチメントが使用でき、ウィンカースイッチが付きます。
まれにクラッチ側(左側)のスイッチに、ディマーとウィンカーとホーンがひとつになったスイッチを付けている車輌があり
ますが、これは社外品で、英国車用、又はヤマハ用や汎用スイッチを流用しております。BMW純正品にはこのような3点
コンビネーションは存在しておらず、2点のコンビネーションスイッチだけです。
尚、前期型のディマースイッチはメッキカバー付きでしたが、後期方は、ウィンカースイッチのデザインに合わせて上図左
のような"お玉じゃくし型"へ変更になりました。これらの部品は現在も部品として流通しております。
上図の部品を直接クリックすれば、それぞれの部品番号と価格(税込)が下段リストの最上部に表示されます。