チリへ再入国した翌日。山深いコナリペの温泉宿を出て山間の寒村を尋ねてみた。
小高い丘の上に一軒の農村があった。バイクを止め垣根を越えて民家の敷地に入ってみた。
スペイン語は話せないが、挨拶程度で右手に斧を持ったその家の主人は握手を交わしてくれた。脇には子供が物珍しそうに見ていた。
標高が高いので冬はかなり寒かろうが雪解けの11月は春で、幸せそうな山村ののどかな風景が心に残った。