チェコとスロバキアの国境に近いポーランドにこのアウシュビッツはある。アウシュビッツはナチスが付けた名前で、この名前をポーランド |
国内ではあまり使わない方が良さそうだ。道を尋ねるときはオシフェンチェムミュージアムと聞いた方が親切に教えてもらえる。 |
この収容所の敷地は驚くほど広いが、実は近くにもう一カ所選別所があり、ここの広さには度肝を抜かれた。こちらの方がミュージアム |
としてはメインになり、収容者の遺留品などが多数保存され、多くの観光バスが来ていた。 |
しかし私には、こちら(写真のビルケナウ)の奥に今でも残る煉瓦と木造の施設の方が、150万の断末魔の叫びが聞こえて来そうに感じた。 |
これらは世界文化遺産として保存され、収容者の頭髪で作られた毛布や、虐殺に使ったチクロンBの空き缶、集団絞首台、ガス室、1日に |
350体が焼かれたという焼却炉なども保存されている。 |
あまり知られていないそうだが、ここに一番訪れるのはドイツ人で、保存の費用を一番搬出しているのもドイツ人だそうだ。 |