この頂こそ北米大陸最高峰のマッキンリー山(6194m)なのだ。私たちの飛行機はまだその下の方から写真を写した。
マッキンリーの高い峰峰の谷間を飛行機は縫って飛び、その周囲に見える雪の深さはどの位なんだろう。圧倒される。
冒険家植村直己さんがこの頂きに登頂して下山中に遭難したと言うが、彼は間違いなくこのどこかで今も眠っている。
実は私の実家の隣の息子「栗秋正寿くん」もアルピニストで、冬季この山を単独征服。この記録は世界で4人目、史上
最年少というアラスカでは最も知られた日本人の一人なのだ。更にその直後、今度はリヤカーを引いてアラスカを縦走
したというが、そのコースこそ今回私たちが走ったコースだった。