フェアバンクスからプルードベイまでの残り1,000kmには町がない。従ってホテルもない。北極海までの産業道路を走るこれらの
コンボイも食事や給油ができる宿泊場所が必要なのだ。だからこのツンドラの大地にコールドフットと言うベースキャンプが出来た。
その昔、この川には砂金があり、アメリは本土から一攫千金を狙った男達が集まり、河原で金の採集を行った。
その川がとても冷たく、この地に「コールドフット」の名が付いたという。
過去、この地の最低温度記録は−60度、最高記録が21度であったと施設の看板に書かれているが、昨今の温暖化でこの日も
記録更新の30度に達していた。折しもこの日、札幌大学地質学研究チームが温暖化の調査に来ていた。