カリフォルニアナンバー  ドイツ入国 7月7日   
 コペンハーゲンはそのまま通過し、2番目の島
の高速道P/Aでキャンプを張った。
この日の走行距離は実に 884km を走っており、
この大陸横断では最高の距離を稼いでいた。
翌朝、3番目の橋を渡ってヨーロッパ本土へ入る。
そしてE45を通ってドイツへ入国した。さすがアウ
トバーンだ。ロシアを思うならここは定盤の上だ。
ハンブルグの手前でBMWR1100RSに合い、
ナンバーを見ると ”カリフォルニア” だったので、
声をかけた。彼はアメリカから来て、ノルウェーの
最北端まで行ってきたと言う。雨でかなり汚れて
いた。西と東からのドッキングだった。
首都 ベルリンへ     
 ドイツ北部の都市ハンブルグから、アウトバーン
A24に入ってベルリンを目指す。アウトバーンは皆
よく飛ばしている。私が90kmから100kmで走っ
ていると、その横を弾丸の様にどんどん追い越し
ていく。
これはヨーロッパへ入って感じる事だが、ヨーロッ
パのドライバーは交通マナーが非常に良い。無理
な割り込みや黄色信号での進入をしない。私が遅
いので、狭い道で私は右の路側帯によって後続車
に道を譲ろうとするが、そこが片側一車線の場合
には絶対追い越そうとしない。危ないからだ。
信号もきれいに守って、無理な左折をしない。
 左の写真はベルリンを指す標識だ。
ドイツは至る所で風力発電のプロペラを見る。
原発を減らすことの出来ない国と、原発を減らし
ている国との違いだと思った。
ブランデンブルク門   
 ベルリンに着いたら先ず写真を撮るため、ブラン
デンブルグ門を探した。戦勝の塔から一直線に
ブランデンブルグ門へ向かい、統一前の東ベルリ
ン側へ迂回した。門は改装中で、この日本体を見
る事は出来なかった。写真の門は、全体をシート
で覆い、そのシートに門の絵を描いていた。
よく見ると門の柱は 「Bild」 と言う文字を表してい
た。それから引き返し、戦勝の塔を写した。
次にスパンドウのBMWモーターサイクル工場へ
向かった。
BMWの2輪工場
 スパンドウにあるBMWの2輪工場へ着いた。
あいにく日曜日であったが、正門の守衛さんが
日本から来た私を親切に出迎えてくれ、カメラ
を持ってきて大分ナンバーのR50の写真を何
枚も写していた。
私に冷たい飲み物を出してくれ、更にユースホ
ステルまでの地図をコピーして、詳しく説明して
くれた。さすが天下のBMW、守衛さんもとても
親切に対応してくれた。
私は御礼を言って、ツオー駅からヨーロッパセン
ターの前を通ってポツダム通りを左折、目的の
ユースホステルを見つけた。