ロシア船にてウラジオストックへ渡るに際し、富山県の「FKKエアーサービス株式会社」様には大変
お世話になりました。深く感謝申し上げます。            (FKKエアーサービス株式会社 TEL 0766-22-2212)
 ロシア貨物船 "ルーシー号"  5月31日出航 
九州から直接陸路にて、富山県高岡市の伏木港へ着く。
FKKエアーサービスにてバウチャーを受け取り、合同庁
舎にある税関にてオートバイや、一時持ち込みをする荷
物(JAFに事前申請したキャンプ道具やスペアパーツ、
パソコンなどの通信機器)の検査を受ける。
私はこの後、左写真の「ルーシー号」へ乗り込み、船内
にて税関職員の検査を受ける予定だ。検査後は下船不
可能だ。
四輪車は主に日本の中古車がクレーンにて積み込まれ
ていた。このルーシー号の前にももう一隻接岸されてお
り、山のように中古車が積み込まれており、周囲で作業
をしているのはロシア人ばかりである。
いよいよウラジオストックへ向けて出航だ。
船内で同じ冒険心を抱いた日本人と同室に
いよいよウラジオ行きのルーシー号に乗り込んだ。
3時には税関職員が乗り込んできてパスポートチェック
が始まる。船内には日本製の四輪中古車が所狭しと
積み込まれ、全てのデッキを埋めていた。
早速指定された客室に入ってみると、シャワー、トイレ
付きの4人部屋で、これを2名で使うことになったが、
その部屋に
日本人の若者が荷物とヘルメットを下げて
入ってきた。大きな船内に日本人は私達二人だけだ。
大阪の若者で、私と同じコースをヨーロッパまでオート
バイで走ると説明してくれた。これも全く偶然であった。
これからの二泊三日の船旅は、全食事付きである。
伏木港のFKKエアーサービスの職員が冷たいウーロ
ン茶を差し入れしてくれた。船内ではまだロシア通貨
ルーブルへ換金していなかったので助かった。
−後書き− 18年ぶりに電話で再会
上段で偶然に同じ船で出会った日本人の若者は大阪の
岡野ヒデキ氏といい、彼はホンダの400ccオフロードの
単気筒で私と一緒にウラジオストックへ入国した。
彼はヨーロッパまでは私と同じコースを走り、その先は
まだ決めていないと話していた。
私は彼から名刺を受け取り、私が7月末にヨーロッパか
ら帰国して、旅の途中の彼にメールを送った。私は彼が
予想外のアフリカ大陸へ渡っていた事を知った。その後
のメールで、彼は「今からサハラ砂漠を横断する」と言っ
て、そのメールが最後となって以後音信不通となった。
多分通信環境が悪い上に、それどころではない状況に
陥っているのではないかと、時々彼を思い出しては心配
していた。
私はその後、数年おきに彼の名刺の自宅へ電話を入れ
たが、コールはするが誰も出ない。アフリカで事故か事件
に巻き込まれていなければ良いがと、時々心配していた。
そして先日の2020年7月26日に、数年ぶりに彼へ電話を
入れてみた。初めて繋がったが本人ではなくご家族の方
で、
私は住所と名前を名乗ると、直ぐに折り返し本人から
電話がは入った。紛れもなく岡野氏本人であった。
実に18年ぶりの電話での懐かしい再会となった。
彼はその後、何とアフリカ大陸から北米、南米、再度ヨー
ロッパ、アジア、そしてロシアへ戻り帰国したという。
5年半に及ぶ世界一周の旅となり、終盤に壊れたメーター
は24万キロを示していたという。
彼は当時32歳で、18年経った現在は丁度50歳になってい
た。私の当時の年齢と同じになっていた。彼はメールで
現在の写真を添付してくれたが、優しそうな奥さんと幼い
お嬢さんが写っており、幸せそうな家庭を築いていた。
左の写真はハバロフスク手前の国道で再会した岡野氏。